現代社会においては、OA機器の普及による長時間の同じ姿勢や過度のストレスなどに伴って、年齢に関係なく筋肉や関節の痛みに悩む人が増えています。
『トピーホ軟膏』は、非ステロイド系抗炎症剤「インドメタシン」を主成分とし、清涼感を与える「l-メントール」を配合した外用の鎮痛消炎薬です。非ステロイド系抗炎症剤「インドメタシン」は、皮膚にすばやく浸透して患部の痛みや炎症をやわらげる作用があります。肩のこりに伴う肩の痛み、筋肉痛、腰痛、関節痛などに効果を発揮します。
特長
1. 非ステロイド系抗炎症剤「インドメタシン」配合
主成分の非ステロイド系抗炎症剤「インドメタシン」を配合しました。「インドメタシン」が皮膚から肩、腰、ひじ・ひざの関節、手足などの痛みのある部位に浸透し、炎症や痛みの原因物質の生成を抑えることで、患部のつらい痛みや炎症をやわらげます。
2. 塗り心地さわやかなスポンジタイプ
患部に直接塗れるスポンジタイプで、手を汚さずにお使いいただけます。速乾性でベタつかず、サラッとした使用感があります。
3. 持ちやすさを追求した容器
容器がにぎりやすく、手にピッタリとフィットします。また、容器の首の部分が曲がっているので、塗りにくい背中や腰の患部にも楽に塗布することができます。
4. 微香性でにおいが気にならない
「l‐メントール」が心地よい清涼感をあたえ、痛みをやわらげます。微香性ですので、においもあまり気になりません。
5. 様々な痛みにすばやく効く
●肩こりで肩が痛む時
●腰やひざが痛む時
●歩きすぎ、走りすぎで足のつけ根、ふくらはぎが痛む時
●スポーツなどで、捻挫、打撲、テニス肘、腱鞘炎を起こした時
医薬品基礎知識
1. 非ステロイド系抗炎症成分について
(1)
炎症とは…
からだへの刺激に対する組織・全身反応です。創傷や感染などの外的刺激や、血管障害や腫瘍などの内的刺激に対して、からだは一連の組織反応を起こして対処します。刺激を受けた細胞は生理活性物質を放出します。放出された生理活性物質は、血管などを刺激して血管拡張や炎症などを引き起こします。
(2)
非ステロイド系抗炎症剤とは…
ある特定の骨格(ステロイド骨格)を持つホルモンをステロイドホルモンと呼び、副腎皮質ホルモン、黄体ホルモンなどがあります。非ステロイド系抗炎症薬とは、ステロイド系抗炎症剤以外で抗炎症作用や解熱鎮痛作用をもつ薬物群の総称です。
(3)
インドメタシンとは…
インドール酢酸誘導体と呼ばれる、非ステロイド系抗炎症剤の一種です。痛みや炎症の発生に関わるシクロオキシゲナーゼという酵素を阻害することで、生理活性物質であるプロスタグランジンの生合成を阻害し、鎮痛作用や抗炎症作用を示します。
2. 局所刺激成分について
(1)
局所刺激剤とは…
局所冷感刺激成分としてメントールやカンフル、局所温感刺激成分としてトウガラシエキスやニコチン酸エステルなどがあり、それぞれ冷感・温感を引き起こす受容体を刺激し、寒冷感・発熱感をもたらします。実際に温度を低下・上昇させる作用はありません。
(2)
l‐メントールとは…
ハッカ(薄荷)に多く含まれる揮発性の精油成分で、特有のにおいを持ちます。歯磨き粉やガムなどの口中清涼剤として多く用いられるほか、局所血管拡張作用や皮膚刺激作用を持つため医薬品にも用いられます